ウサギと言えばその大きな耳ですよね。
大きいだけあって聴覚はとても優れています。
家の反対側にいるあなたの足音もきっと聞こえているはず。
でも、ウサギの耳は感情がよく分かる部分でもあるんです。
今回は、耳の様子からわかるウサギの気持ちをまとめてみました。
耳がピンと立ち上がっている時
ウサギを飼っていると、その長い耳をピンと立てている姿をよく見かけますよね。
耳がピンと立っている時は、基本的に2つの意味があるんです。
一つ目は、何か音を集中して聞こうとしている時です。
例えば、聞きなれない音がきこえたり、隣の家の犬が吠えたり。
ウサギの耳は人間に聞き取れない音域の音まで聞き取ることができます。
人間のあなたには何も変わったことがないように思えるのに耳をピンとしている場合、もしかしたらウサギにしか気づけない音が聞こえたのかもしれません。
二つ目は、暑い日に熱を逃がすために耳を立てている場合です。
ウサギの耳は物音を聞くためだけではなく、体温を逃がすためにも役立ちます。
ウサギは人間のように汗をかきません。
なので、ウサギは例えば大きな耳でもうまく体温調節をしているわけですね。
ですので、暑い日に耳をピンと立てていたら、それは「あちぃ〜」と思いながら耳を立てているのかもしれません。
また、普段から耳が垂れている垂れ耳ウサギでも、何か気になる音が聞こえたりした時には頑張って耳を動かそうとしている様子を見ることができます。
かわいらしいですね!
耳が伏せられている時
耳がペタッと体にくっついて寝ている様子も見たことがある人、多いのではないでしょうか。
ウサギが耳を伏せている時も、二つの意味があります。
一つ目は、リラックスしている時です。
そして二つ目は、逆に警戒して怖がっている時です。
全く真逆な時にウサギの耳は寝てしまうんですね。
でも、見分けるのはとっても簡単です。
リラックスしている時は、わかりやすく体を伸ばしてリラックスしています。
「体の力が抜けていて、一緒に耳もペター」
のような感じで、なんとも可愛らしい姿です。
逆に緊張している時は体が緊張して硬くなっているのが見ていてわかります。
とくに、体を低くしてじっとしている場合が多いです。
ウサギの野生での生活は、天敵から逃れ隠れる生活です。
天敵が近くにいる時、なんとか隠れようと耳まで低くして、見つかりにくいようにするんです。
なので、体を緊張させて体と一緒に耳も伏せている時は、何かを怖がっています。
野生の生活のなごりで、耳まで伏せられてしまうわけです。
耳がいろんな方向に動いている
ウサギの耳ってとっても器用です。
両方の耳を違う方向にピコピコ動かしているウサギを見たことはありますか?
それは周囲を警戒して様々な音を拾おうとしている証拠です。
人間の場合は視覚に一番頼るのが常なので、何かあった時にはキョロキョロとあたりを伺います。
しかし、ウサギの場合は頭を動かさなくても広い範囲を見ることができてしまいます。
その代わり、秀でた聴覚をMAXに使うため、ピコピコとあちらこちらに動かすんですね。